皆さん、こんにちは。
社団法人日本経営士会のブログ担当・タカオです。
ずいぶん更新が滞っていましたので、ちょっと立て続けの投稿です。
さて、日本経営士会に所属する経営士の方々は経営コンサルタントとして経営の最前線で実践的なコンサルティングを展開しておられます。
そして、効果的なノウハウを書籍にしてリリースしておられる方がいらっしゃいますが・・・。
今回は直近で新刊を出されたお二人の経営士のメッセージをご紹介させていただきます。
山田亮氏:「なんとなく経営から脱皮せよ」
単行本:240ページ
出版社:マネジメント社
発売日:2011/2/23
価格:¥1,680
山田亮氏からのメッセージ:
中小企業では「なんとなく経営」になっているケースが多くあります。
「なんとなく経営」とは、今までと同じ「なんとなくそのままのやり方」を続けている経営のことで、特に「組織運営面」について講じるべき策が打たれていないということが特徴です。
つまりそれは「個人が個人商店的にバラバラに頑張る」というものですが、この組織運営は景気がそれなりに良かった時代にあまり面倒なことを考えなくともそれなりに伸ばしていけた過去の方法であって、現在のような成熟経済の中では思うように結果を出すことができません。
その「なんとなく経営」を分析して、また必要な考え方を明確にした上で、その状況から脱皮するためのロードマップを分かりやすく示しました。
尾崎竜彦氏:「SWOT分析による経営改善計画書作成マニュアル」
単行本:180ページ
出版社:マネジメント社
発売日:2011/1/14
価格:¥2,310
※嶋田利広氏、坂本力氏との共著です。
尾崎竜彦氏からのメッセージ:
中小企業が大きく変化する経営環境に適応すべく、戦略や具体策を導き出す手法として分析活用ニーズは高まっています。
しかし、多くの経営関連図書でSWOT分析は紹介されていますが、殆どが考え方のみで、具体的な落し込みまで解説されたものはありません。
本書は、中小企業の方々、そして中小企業経営者の身近な相談相手である会計事務所の方々が、利益計画だけではない「根拠のある経営改善計画書」を顧問先と作成できるようチェックリスト化、マニュアル化しました。
本書にある分析手法を活用し、外部環境からチャンスを見い出し、自社の強みを再認識する攻めの経営、脅威と弱みを再認識した守りの経営をバランスよく行えるよう解りやすく説明しておりますので、是非ご活用ください。
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中小企業や零細企業の場合には組織の規模が小さいため、社長や取締役の営業力が強かったり、特殊な技術力やノウハウがあるという「1点突破型」でも十二分に成り立つのですが、ただし競合他社の出現や台頭、マーケットの縮小などといった外部環境の変化や様々な要因による内部環境の変化が起こると「改革」が必須となります。
そして、改革を成し遂げるためには戦略と戦術が必要になってきます。
山田亮氏の著書「なんとなく経営から脱皮せよ」
は、これまでの感性に頼っていた経営からロジックに基づいた確かな手応えのある経営を行いたい方にはオススメの新刊本です。
そして、経営に関するロジックの代表的な手法といえばSWOT分析。
尾崎竜彦氏の著書「SWOT分析による経営改善計画書作成マニュアル」
はまさに分かりやすいマニュアル本としてオススメです。
「経営改善」と言っても、会社のあらゆる部門ー企画・営業・販売・人事・総務・会計などを細かく分析し、改善計画を立てるという細かな作業が必要です。
そして、それぞれの分野の強みや弱み、機会、脅威などを分析する必要があるのですが、この「SWOT分析による経営改善計画書作成マニュアル」は理解しやすく、平易な表現で書かれているためペンを片手にページを進めてゆくと経営改善の計画書ができあがるという非常に優れた書籍です。
経営者の方だけでなく、経営コンサルタントしてクライアント様を分析する際にも大いに活用できると思いますのでオススメです。
上記の各著書名をクリックしていただいてAmazonで購入、またはお近くの書店でぜひどうぞ。
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新刊2冊のご紹介!
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